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大山倍達かく語りき(1)-武道と心療内科-
心療内科のお話の中で、なんで武道の話を引用するか。私は高校、大学と柔道をやっていました。幼い頃から、自分の心の弱さ(体が大きかっただけによけいみっともない)を痛感し、「強くなりたい」という気持ちが大変強かったです。結局、強くはなりませんでしたが、武道から多くのことを学びました。特に武道における間合いは人間関係そのものだと思っています。柔道をやっているときは、そんな風には思っていませんでしたが、医師になり患者さんと対峙するようになって、やっとそれがわかりました。

間合いとは、まさに人と人との心の距離なのです。不用意に近づけば傷つくか傷つける。しかし、間合いに入らなければ、関わりを持つこともできない。下手なうちは、間合いに入れず、入られることも嫌なので、両手を突っ張って、へっぴり腰になります。そして、気を抜いた瞬間に、相手に間合いに入られて投げられてしまいます。うまくいくかどうかは、間を読めるかどうか、そして、その間で瞬時に行動できるかどうかです。そのためには、基礎体力の向上と単純な反復練習と、実践的練習の積み重ねが必要です。ただ繰り返すのではなく、自分の弱さを知り、常に相違工夫をして、自分の心の迷いを断ちきり、勇気を持って行動することが必要です。その勇気を支えるのは、日々の訓練なのです。

武道と人間関係の違いは、勝ち負けが目的ではないことですが、それ以外の点においては共通することが多く、人間関係を考える上で非常に参考になります(もちろん、武道も究極的には勝ち負けが目的ではなく、人としてどう生きるかを目指すものです)。日常、それほど緊迫して過ごしているわけにはいきませんが、人間関係でも重要な局面では同じようなことが起こっています。私は、人間関係を円滑にするためには、それなりの努力が必要だと思っています。何となくなれ合いで過ごせる関係も多いですが、それだけでは、いざというとき、人間関係がこじれたときに何が起こっているのか、どう切り抜けてよいのかわからないでしょう。

甘えが許され、なれ合いで過ごしていける関係の方が特殊であると思います。間を読み、間合いに入り、よりよい関係を醸し出すためには何が必要でしょうか。間合いを読む=自分と相手との間で何が起こっているのかを理解する、間合いに入る=その状況に対して自分がどう関わるか覚悟を決めて行動する、ということでしょう。そしてもっと大事なことは、結果を冷静に受け止めて、結果から学ぶと言うことです。

「一芸は万芸に通ず」、一芸を極めた物の言葉は、他のことにも通ずる、耳を傾ける価値は十分あると思います。能書きが長くなりましたが、武道は人間関係に通ずると信じている私は、大山先生の言葉から学ぶことは多いので、それを紹介したいと思います。
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【2005/06/26】  この記事のURL | 大山倍達かく語りき | ▲ top
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