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大山倍達かく語りき(3)
「頭で覚えるより体で慣れよ。だが、体が慣れたら頭を使え」
身技体を鍛え上げる修行。とりわけ武道の習得は、基本を繰り返し練習し、反射的に動作できるまでそれを身につけることが肝要だ。それを稽古という。基本を習得したならば次には自分なりに創意工夫を加えて一段と技に磨きをかける。さらに実戦に臨んで勝つための研究を心がける。(大山談)

まさに「認知行動療法」です。私たちは頭を使うことがよいこと、問題を解決するには頭を使わなくてはいけないと思いすぎています。前述の稽古には工夫が必要だというのを矛盾しないか?というと、これは別の観点です。人が何かを身につけるためには体で理解することが大切だということです。

これは特に不安を乗り越える場合に当てはまります。泳ぎができない人がいたとしましょう。泳ぎ方を人に聞く、本を読む、ビデオを見る、それはそれで結構なことです。しかし、いくらそれを繰り返したところで泳げるようにはなりません。絶対にさけられないのは、おそるおそる水に入って体を動かしてみることです。「水に顔をつける」「水に潜ってみる」「水に浮かんでみる」「浮かんでバタ足をしてみる」・・など、一つの段階が理屈抜きにできるようになるまで続け、それができるようになったら、次の段階に進む。その過程で、何がよくて何がいけないのか、そこでは人のアドバイスをうけたり、ビデオを見るのもよいでしょう。

不安に関する病気への対処も同じです。不安を先取りし、なるべく不安にならないように、不安の症状を回避するための方法を頭の中でいろいろ考えるのではなく、より低い目標を決めて心と体がなれるまで繰り返す。それが理屈抜きにできるようになるまで繰り返す。それができた後で、あるいはそれをした後で、頭を使って、よりよい工夫を考えるわけです。これは行動療法や認知行動療法の考え方に通じるものです。

不安になると、それ以上不安にならないために先取り・先回りしたくなりますが、不安に慣れていくことが大切なのだということを忘れないでください。
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【2005/06/26】  この記事のURL | 大山倍達かく語りき | ▲ top
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